慢性的な腰痛について

特に原因がはっきりわからない慢性的な腰痛を非特異性腰痛と言います。

非特異性腰痛の真の原因を突き詰めるのはとても難しいですが、今まで色々な腰痛の方を施術してわかっていることは、筋力のバランスがとれていない方がとても多いです。

 

簡単に言うと

・使いやすい筋肉は使い過ぎていて、柔軟性に欠けている。

・使いにくい筋肉は弱化していて、力が入りにくくなっている。

という感じです。

 

インナーマッスルとアウターマッスルという言葉を聞いたことがあるでしょうか？

・インナーマッスル→体を支えて、アウターマッスルの補助をする筋肉

・アウターマッスル→体を大きく動かす筋肉

このように２つの筋肉にはそれぞれ役割があります。

 

しかし慢性的な腰痛で悩まれている方は

インナーマッスルはあまり働いていない。

アウターマッスルは働きすぎている。

このような状態になっている場合がとても多いです。

 

インナーマッスルが一番力を発揮するのは、体のバランスが不安定な時に力を発揮します。

しかしデスクワークや日々決まった動きが多い方は、徐々にインナーマッスルの力が抜けていきます。

 

このような状態が続くと、本来体を大きく動かす為のアウターマッスルが体も支えながら、体を動かすというように一人二役のような状態になってしまいます。

結果アウターマッスルはガチガチに固まってしまったり、いつも以上に負荷がかかって傷ついてしまったりで次第に痛みになっていくわけです。

 

その為、慢性的な腰痛を根本から改善するにはアウターマッスルの負荷は取り除くと共に、インナーマッスルの強化が必須になります。

 

過去の話ではありますが、ハワイ大学にて生前腰痛に悩まされていた方の解剖実習に携わったことがあります。

 

そのご献体はインナーマッスルの筋線維の中に脂肪組織が入り込んでしまっていました。

筋線維はあまり使われないと脂肪化してしまうと言われていて、脂肪化してしまった筋線維はもとに戻らないと言われています。

 

このことからも日頃からのトレーニングも大切なのがわかると思います。

三郷駅前はりきゅう整骨院では、まずどのようなきっかけで腰痛になったのか、どのような動きで痛みが発生するのか、強くなるのかなどを詳しくヒアリングしていきます。

 

そして実際にどれくらいまで動くと痛むのか、姿勢や筋肉量の検査も行います。

 

なぜここまで行うかというと、一言で「腰痛」といっても一人一人原因が違うため、アプローチ方法が変わっていくからです。

 

最近は腰痛の原因を「姿勢が悪いから」「骨盤がゆがんでいるから」ということから、骨盤矯正をすればすべて解決できるというような話を良く耳にします。

 

三郷駅前はりきゅう整骨院ではゆがみは結果であって原因ではないと考えています。

多くの腰痛の方を診てきましたが、痛みから回避するために体をゆがめている方もいます。

このような方に骨盤や骨格の矯正をしてしまうと逆に痛みが強くなってしまう可能性があります。

 

当院では力ずくで骨盤や骨格を矯正しなくても、しっかりと原因にアプローチできれば、自然と良い姿勢がとれるようになると考えています。

なので

・硬くなった筋肉や関節にはマッサージや可動域回復訓練

・弱くなった筋肉にはトレーニング

・ゆがんだ姿勢には骨格矯正

というような形で施術を進めていきます。

 

また少しでも早期に根本から腰痛を改善するために、施術だけでなく自宅でできるストレッチやトレーニングもご指導させていただきます。

やり方がわからなくならないように専用の動画も用意しておりますのでご安心ください。

 

腰が痛いと生活のあらゆる動作に支障がでるようになります。

「痛いけどまだ動けるし…」というような我慢をしていても、良くなることはありません。

 

痛みが出始めてそんなに日が経っていなければ、もちろん回復するまでのスピードは速まります。

そしてぎっくり腰といった急性の痛みのリスクも軽減することができます。

 

腰痛の事なら三郷駅前はりきゅう整骨院にご相談ください。